今月のお薦め
・ AT&TがHTML5で切り開く
米アップルのスマートフォン「iPhone」が2007年6月に登場してから、世界の携帯電話業界は「アプ・エコノミー(AppEconomy)」モデルに席巻されてきた。アプはアプリケーションの略で、携帯電話などの端末にソフトウエアをダウンロードして利用するモデルを意味する。最近はスマートフォンだけでなくパソコンやサーバーなどを対象とした一般的なソフト流通にも広がっている。そうしたなかで、米国2位の携帯電話会社AT&Tは「脱アプ・エコノミー」路線に踏み出そうとしている。同社は、1月に米ラスベガスで開催された家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」に合わせて携帯電話向けアプリケーションの開発者会議を開き、そこでウェブの次世代標準仕様である「HTML5」への対応と、テレビ、パソコン、携帯電話の区別なくサービスやソフトを提供する「マルチスクリーン」の2大戦略を発表した。このうちHTML5を使って実現するのが、アプ・エコノミーとは対極に位置する「モバイル・クラウド」モデルだ。
・ クラウド・ディバイス---日本の選択4
前回はクラウド・ディバイスを分類し、グーグルのクラウド戦略では「M2M(マシーン・ツー・マシーン)分野に参入する気配がない」と分析した。では、クラウド・ディバイスの重要な部分を占めるM2Mで、日本は主導権を握れるのだろうか。今回は、この点について考察してみたい。
・ クラウド・ディバイス---日本の選択3
まず、これまでの話を簡単にまとめてみよう。現在IT業界でブームになっているクラウドは4つの段階で進化する。過去4年ほど、仮想データセンターやクラウド・アプリケーションで技術革新が進み、企業システムのクラウド化が進んだ。これが第1段階のクラウド・コンピューティングで、企業ITシステムを中心に広がっている。その一方、日米ではWiMAXやLTEなどの次世代高速モバイル・ネットワークの整備が始まり、アップルのiPadを筆頭にモバイル分野ではタブレット・ブームが広がっている。これまで携帯電話一辺倒だったモバイル端末は、タブレットの台頭で新たな展開が始まった。しかし、現在のモバイル・ブームは第2段階のクラウド・コミュニケーションや第3段階のクラウド・ディバイスとはほど遠い状況にある。モバイル版パッケージ・ソフトとも言える「アプ・エコノミー」に牛耳られているからだ。
米携帯電話最大手のベライゾン・ワイヤレスが2月10日、米アップルのスマートフォン「iPhone」を発売する。2007年の初代iPhone発売以来、米国ではAT&Tが独占販売を続けてきた。しかし、AT&Tの通信速度やエリアに不満を持つiPhoneユーザーは少なくなく、ネットワーク品質が高いベライゾン版iPhoneの登場が待ち望まれていた。独占販売終了の背後には、アップルの拡販戦略だけでなく米政府の姿も見え隠れする。
・ クラウド・ディバイス --- 日本の選択2
前回は、クラウド・イノベーションが4つの段階をへて、発展してゆくことに触れた。しかし、IT企業の現場では、既存システムと戦いながらクラウドが発展している。たとえば、アプリケーションでは、パッケージ・ソフトやクライアント・サーバー方式と戦い、ネットワークでは老朽化したIPプロトコルや、なかなか進まないモバイル・ブロードバンド整備と格闘している。
・ 【2011 International CES】
米連邦通信委員会(FCC)のジュリアス・ゲナコウスキー委員長は1月6〜9日に米ラスベガスで開催された家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で講演し、無線ブロードバンド政策の重要性を訴えた。
・ クラウド・ディバイス --- 日本の選択
年頭恒例の国際家電ショー(CES)が、今年もラスベガスで開催された。2010年最大のヒット・ディバイスであるiPadを追って、CESでは各社がタブレット・モデルを展示した。「タブレット元年」との前評判通り、デルやHPなどが顔をそろえ、その展示数は30機種を越えているだろう。
・ 【2011 International CES】
米携帯電話会社最大手のベライゾン・ワイヤレスは1月6日、米ラスベガスで開催中の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、高速携帯通信サービス「LTE」用の端末10機種を2011年上半期に発売すると発表した。スマートフォン4機種や無線LANルーターなど多様な端末をそろえ、LTEサービスの早期拡大を図る。
・ 【2011 International CES】
米ラスベガスで開幕した家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」の初日1月6日の基調講演に、韓国サムスン電子の尹富根(Boo-Keun Yoon)映像ディスプレー事業部長・社長が登壇した。米国では近年、携帯電話やテレビ、オーディオ機器でヒット製品を次々と出し、サムスンの知名度はソニーと肩を並べるほどになっている。
・ 【2011 International CES】
米ラスベガスで1月6日に開幕した世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」。初日の基調講演には、米国第2位の総合通信会社ベライゾン・コミュニケーションズのイワン・サイデンバーグ会長兼最高経営責任者(CEO)が登壇した。「通信業界はめざましい進歩を続けている」。サイデンバーグ氏は派手さのない語り口で切り出した。
・ 【2011 International CES】
米ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」前日の恒例は、米マイクロソフトのスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)による基調講演。1月5日夜に行われた2011年の講演は、家庭用ゲーム機「Xbox360」からスマートフォン向け基本ソフト(OS)「Windows Phone7」、パソコン用OS「Windows」の次期バージョンまで製品・サービスの将来像を幅広く語る、盛りだくさんの内容となった。そこには成熟したパソコンにとどまらず積極的に打って出ようとする新しいマイクロソフトの姿があった。
・ 【2011 International CES】
半導体世界最大手の米インテルは、世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」開幕を控えた1月5日、ノートパソコンやデスクトップパソコン向けMPUの新シリーズ「2nd Generation Intel Core Processor」(コード名:サンディーブリッジ)を発表した。動画処理機能を高めたのが特徴で、2011年から12年にかけて20種類の新チップ製品群を投入する。
・ ブロードバンドはラストマイルからラストフィートへ
米国で“デジタル・ホーム”が注目を集めている。過去、ブロードバンドといえば、各家庭やオフィスでIP回線を提供する“ラストマイル”が主役だった。しかし、いま米国都市部ではブロードバンド整備が「料金据え置き/スピード競争」に入る一方、HD(高精細テレビ)や3D放送など大容量コンテンツも視野に入っている。そのため、大手ブロードバンド事業者は、より収益性の高いビジネスを狙って“ラストフィート”競争へ進もうとしている。米通信業界第2位のベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications)は現在、ホーム・セキュリティーやホーム・オートメーションを準備している。一方、CATV最大手のコムキャスト(Comcast)もホーム・ゲートウェイの強化やホーム・セキュリティー・サービスを模索している。今回は、米国で黎明期に入ったデジタル・ホームについてレポートしてみよう。
・ “Google TV”の登場で
HuluやAmazon Video On Demandなど、米国ではブロードバンド放送が着実に視聴者を増やしている。最近ではケーブルテレビ(CATV)の契約をやめてブロードバンド放送だけに切り替える「コード・カット」という造語さえ生まれた。急速に伸びる同サービスにCATVや衛星TVなどが警戒感を高めるなか、今年のクリスマス商戦に向けて“Google TV”が登場する。Googleの本格参入は、次世代ブロードバンド放送と注目されるとともに、ブロードバンド放送の本格普及に拍車をかけると騒がれている。また、放送行政をつかさどる連邦通信委員会(FCC)は、ブロードバンド放送の対応で、既存の規制方針と将来施策が一致しない「ねじれ状態」に陥っている。Google TVの登場は、米国のブロードバンド放送をどう変えるのか。ブロードバンド放送は本当に普及するのか。今回はGoogle TVとブロードバンド放送の行方を追っていきたい。
・ 放送通信融合サービスの実現に挑む
オン・デマンド・ビデオの累積配信数は昨年140億回に達し、今年は150億回を超えるだろう。映画のタイトル数は去年まで2,000本/月だったが、今年は1万1000本/月を目指している。(中略)今年から双方向広告やインタラクティブ・サービスにも力を入れていく── これはインターネットとの戦いについてコムキャスト社(CATV最大手)のブライアン・ロバーツ(Brian Roberts)会長が語った言葉だ。米国ではここ数年、ビデオ投稿サイトのYouTubeやインターネット・ビデオのHuluが着実に視聴数を伸ばし、CATVを脅かす存在となっている。たとえば、2009年7月、Huluの月間視聴者数(3,800万人)は、ついにCATV業界2位のタイム・ワーナー・ケーブル(月間3,400万人)を追い越した。人気を高める一方のインターネット・ビデオ・プログラムに歩調を合わせるように、広告主のマス・メディア離れにも拍車が掛かっている。危機感を強める米国のCATV業界は、ビデオ・オン・デマンドや双方向番組などを投入し、融合サービスでインターネットと総力戦を展開している。
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・ 次世代サービス最前線ブログ
衛星テレビ放送の最大手、DirecTVがLTEセールスで提携を模索している。これは、1月初めにCiti社が開催した大手投資家向けセミナーで、イワン・サイデンバーグ(Ivan Seidenberg)会長(CEO、Verizon Communications社)が明らかにした。
・ 次世代サービス最前線ブログ
2011年1月20日、米国第2位の総合通信事業者ベライゾン・コミュニケーションズ(以下ベライゾン)は、昨年12月21日に可決したネットワーク中立性規制の無効を求め、連邦通信委員会(以下FCC)に対する裁判を起こした。
・ 次世代サービス最前線ブログ
CES2011 ─ 本格モバイルサービスを予感させるLTE試作製品
フラット・テレビ、携帯端末、ゲームコンソール・・・と言えば、米国の家電業界をリードする製品群だ。1月6日から4日間、米国ラスベガスで開催された『国際家電ショー(CES)』では、この3大牽引車にタブレット・パソコンが加わり活況を呈した。
・ 次世代サービス最前線ブログ
12月21日(米国時間)、連邦通信委員会(FCC)の月例会議が開催され、新ネット中立性ルールが3対2で可決された。今年最後の月例会議で、ジュリアス・ジェナコウスキー委員長は無理矢理、懸案となっている同案を通過させた。しかし、新ルールに米国のブロードバンド業界は冷たい視線を送っている。
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